■セルフタイトルの最新アルバム
『モーション・ワーカー』 を発売したばかりのUSのトラックメイカー、
モーション・ワーカー(Mocean Worker) 。彼が以前、
マーカス・ミラー(Marcus Miller) に弟子入りした経験もあり、今や彼と共作で曲も発表するレベルにまで成長したことは紹介しましたね。
そんな
モーション・ワーカー がマーカスについても書いた曲、"Ralph and Marcus"を今日は紹介します。今回も
モーション・ワーカー 本人による紹介です。
8. “Ralph and Marcus / ラルフ・アンド・マーカス”
この曲名にはMarcus(マーカス)とRalph(ラルフ)、2人の人物の名前を入れている。
「マーカス」
1986年、僕が15歳だったころにプロデューサー/ベーシストとして超有名のマーカス・ミラーに手紙を書いたんだ。ちょうどベースを弾き始めたころで、特に彼のベースばかりを聞いてたんだ。そこで彼のように弾きたい、自分のレコードをプロデュースしてみたいと思ってね。そう思った子供は何をすると思う?直接、手紙を書いたんだ(今だとそれはメールになるんだろうけどね)。(その後、
モーション・ワーカー はそのままマーカス・ミラーに弟子入りすることとなる)生きたベーシストのレジェンドのスタジオの中で3年間も過ごせたことは、今思えば短かったけど、、相当な長さだよね。
「ラルフ」
ラルフとはパーカッション奏者の
ラルフ・マクドナルド(Ralph McDonald) のことなんだ。彼からも小さい頃から影響を受けたよ。彼は僕の父、ジョエル・ドーン(Joel Dorn:アトランティック・レコードでジャズ、R&Bのプロデューサーとして活躍)と多くの作品で一緒に仕事をしてきたんだ。中でも僕が感銘を受けたのは、
ザ・ネヴィル・ブラザース(The Neville Brothers)のアルバム『ファイヨー・オン・ザ・バイユー(Fire On The Bayou)』 だね。80〜81年の間にレコーディングされた今作で叩く、ラルフのパーカッションに本当に感動してね。それ以来、僕のリズムに対する考えがガラッと変わったほどだよ。
実はラルフこそが、マーカスのセッションミュージシャンとしての活動を辞めさせる大きな原因だったんだようだよ。ラルフはマーカスに「セッションしないか?」って尋ねた。若いマーカスは自信満々にこう言った、「ああ、やろう」と。後の話しは知っての通り。彼らのセッションの中でも1、2を争うレコーディングが
グローヴァー・ワシントン・ジュニア(Grover Washington Jr.)の”ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス(邦題:クリスタルの恋人たち)” だ。
ここで全てが繋がった。ラルフはマーカスの指導者。マーカスは僕の音楽の道を定めてくれた偉大な師匠。そして人々が繋がっていく。だから今度は僕がこの曲”マーカス・アンド・ラルフ”を君たちに繋げて行くよ。
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モーション・ワーカー『モーション・ワーカー』
■前述のマーカスと
モーション・ワーカー が共作した曲、"I Can't Breathe featuring Chuck D. and Mocean Worker"。この曲は惜しくも受賞は逃しましたが、今回のグラミーにもノミネートしていた
マーカスの最新作『アフロディジア』 に収録されています。是非こちらも合わせてチェックして下さい!
VIDEO
"I Can't Breathe / 息が出来ない"。人種差別、権力。とても悲しい言葉です。
■
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V.A.
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