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FIDDLER'S GREEN インタビュー Vol.1
■どうも。
以前ちょろっとお話ししました、FIDDLER'S GREENのインタビューを3日に分けて掲載します。
答えてくれたのはベースのRainer。インタビューは今回解説も担当して頂いた奥村裕司氏。

まず最初に奥村さんとの出会いを紹介させて下さい。
何年前ですかね?当時僕はハウリングブルという主にメタルのレーベルで働いていました。
先輩のカミーンさんが当時担当していてバンドが、あの森メタル、KORPIKLAANI(コルピクラーニ、以下コルピ)。
そのコルピ来日時に、抽選で選ばれたファン参加方のBBQパーティーが都内某所であったんですね。
コルピと一緒に肉を食おう!という事で、コルピのメンバー全員が楽器を持って参加し、一緒に肉を焼き、喰らい、歌を歌い、酒を飲む!といった最高の祭りでした。
その時に僕はカミーン先輩の手伝いとして、当時同じくブルだったDOOM先輩と参加しました。
この模様は当時のBURRN!誌(何号かは分かりません)にも掲載されているんですよ。
その時に写真を撮ってくれていたのが、奥村さんでした。
一緒に肉も焼きましたし、一緒に鉄板も洗いました。
遊びと、仕事が見事に融合して、本当に楽しい時間を過ごした記憶がまだ残ってます。

あれから何年経ったでしょうか?
あの頃、あの現場にいた人達は皆ex〜になってしまいました。
ハウリングブル、インターFM、BURRN、EAT MAGAZINE、、、、
今またこういった形で一緒にお仕事が出来て本当に嬉しいです。
そして綱一本ながら、やっと繋がったフォーク・メタルとアイリッシュ・パンクの島。
あとはこの綱から、橋を作るのが、、、、僕らの使命と言ったら言い過ぎですね。とにかく大きなムーブメントとなるように頑張っていきたい次第です。

■それでは奥村さんによる、FIDDLER'S GREEN史上、最も長編で内容の濃いいいいインタビューをどうぞ!
ますはVol.1!

[Vol.1]
────バンド結成時、あなた達が目指したサウンドとは?
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Rainer Schulz(写真:前列中央、以下RS):俺達が目指したのは、アイリッシュ・フォークをロックして演奏するバンドだ。当時、大抵のフォーク・バンドはゆったり演奏していて、殆どが退屈だったからね。勿論、THE POGUESだけは例外だったけどさ!

──メンバーの音楽的影響というと?
RS:沢山あり過ぎて、挙げていったらキリがないよ。でも、THE BEATLESとTHE POGUESは確実だ。あとは、CROSBY STILLS NASH & YOUNGからSLIPKNOT、MESHUGGAH、HEAVEN SHALL BURNまで、とにかく色々なジャンルの色々なバンドから影響を受けているんだ。

──あなた達は初期から、他の多くのドイツのバンドとは違い、オリジナル曲にも母国語ではなく英詞を採用してきましたね?
RS:俺達はアイリッシュ・トラッドのカヴァーを沢山やっている。その際、歌詞をドイツ語に翻訳したくないと思ったのが発端さ。ドイツには、アイリッシュの曲をドイツ語に訳して、酷いヴァージョンで歌うバンドが多かったから、その反発もあったんだろう。

──デビュー作『FIDDLER'S GREEN』('92)をリリースしたレーベル、Deaf Shepherd Records はどのようにして設立されたのでしょうか?
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RS:当時、俺達の音楽をリリースしたがるレーベルはなかった。それなら自分達でアルバムを出そうと、俺が立ち上げたのさ。でも、あの時自分達で動いたからこそ、俺達は今、大きな成功を手にしているんだろうな。

──その後、'96年にFIDDLER'S GREENはメジャーのPolydorと契約を交わしますね?
RS:ああ。あの頃は、それが俺達のステップアップになると信じていたよ。でも──ここでみんなにアドヴァイスしておきたいことがある。もしメジャー・レーベルから電話をもらったとしても、舞い上がってちゃダメだ。札束に惑わされるんじゃない。でないと、バンドとして魂を失うことになるからな!

──Polydorから2枚のアルバム『ON AND ON』('97)と『SPIN AROUND』('98)を発表した後、次のライヴ作『STAGEBOX』('99)はEastWestの配給でリリースされましたね? ところがその次の『ANOTHER SKY』('00)で、あなた達は再びDeaf Shepherd Recordsに戻ってきます。当時の状況を教えてください。
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RS:EastWestには、俺達の前のマネージャーがいたから移籍したんだ。でも、この時期にメジャーに進出したからといって、俺達はスーパースターには成れなかった。それどころか、メジャーに所属しているが故に経験する挫折を、全て味わうことになったんだ。メジャー・レーベルというところは、担当者が変わったとかそれだけで、突然バンドのケアを放棄する。そのために、不安に陥り、悲しい思いをするバンドがどれだけいたか…。だから俺達は、自分達で立ち上げたインディ・レーベルに戻って来られて、むしろハッピーなのさ。考えてもみてごらんよ。自分達のことを自分達以上に知っているヤツなんて、どこにもいないんだよ。

──そういえば、『SPIN AROUND』の前にアメリカのLAを訪れていたそうですね?
RS:ああ。でも残念なことに、俺達のアルバムがアメリカでリリースされることはなかった…。その代わり…ではないけど、LA滞在中に“FLOGGING MOLLYという全くの無名バンドが見出された”という話を耳にしたよ。

〜続く

■アイリッシュ・パンク畑の人々にちょっと紹介を。
その残虐なリフ、ボーカル、ガリッガリのモッシュパートでお馴染みのHEAVEN SHALL BURN。『INVICTUS』というアルバムでは、アイルランドで最も有名なハードコア(?)バンド、THERAPY?のカバーを披露しています。
更にHEAVEN SHALL BURNと同じ並びで日本でも紹介されているMAROONも、『ORDER』というアルバムで、THE UNDERTONESの曲をカバーしています。他にもきっとまだまだあって、僕が知らないだけなんでしょう。まずは、機会がありましたら上記の曲を聞いてみて下さい。きっとまた新たな発見がありますよ。

ドイツでは、フォーク・メタルとアイリッシュ・パンクが共存し、更にはハードコア勢ともそのうち上手く絡んでいける状況が出来ている、いや既に生まれもってフォークやアイリッシュで繋がれる部分は持っているという事でしょう。
なんて楽しい国なんだ!!


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by uncleowen | 2011-11-25 11:17 | FIDDLER'S GREEN
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